若い頃の私は、
会社を大きくすることが成功だ
と思っていました。
売上を増やす。
利益を増やす。
人を増やす。
事業を増やす。
そして、いつかは上場する。
そこまでいけば「成功した」と言えるのではないか。
そんなイメージを持っていました。
もちろん、お金も欲しかったです。
でも今振り返ると、それだけではなかったように思います。
「すごい会社を作った人だと思われたい」
「成功した経営者だと思われたい」
そんな自己承認欲求も、かなりあったのかもしれません。
従業員が増えることが会社の成長だと思っていた
以前の私は、従業員数を会社の規模感そのものだと思っていました。
一人より5人。
5人より10人。
10人よりさらに多く。
人を雇えば、その人の仕事が生まれます。
雇用を作るという意味では社会にも貢献できます。
だから、
「たくさんの人を雇える会社を作ることは良いことだ」
と思っていました。
それと同時に、
「たくさん従業員を抱えている社長はすごい」
と思われたかった部分もあったと思います。
売上も増やしたい。
事業も増やしたい。
人も増やしたい。
数字が大きくなるほど、自分の会社も成長している気がしました。
会社が大きくなるほど、自由になるとは限らなかった
でも実際に会社を経営していると、
規模が大きくなるほど責任も増えます。
従業員が増えれば人件費が増えます。
設備を増やせば固定費も増えます。
事業が増えればトラブルの種類も増えます。
そして、売上が悪くなった時の苦しさも大きくなります。
以前、月末になるたびに資金繰りのことばかり考えていた時期がありました。
給与を払う。
税金を払う。
仕入れを払う。
その他の固定費もある。
会社が順調な時は気にならなかったものが、売上が落ちた瞬間に重くのしかかってきます。
コロナで初めて、本気で会社の先が怖くなった
特にコロナ禍の時は、
「この先どうなるんだろう」
と毎日のように考えていました。
社会全体が止まりました。
今まで当たり前だったことが、突然できなくなりました。
売上も悪くなりました。
周りでは実際に事業を続けられなくなった会社もありました。
その頃の私は、
「どうやって乗り切るか」
ばかり一日中考えていたと思います。
会社を大きくすれば安心できる。
そんな単純な話ではありませんでした。
むしろ組織が大きいほど、
守らなければならないものも大きい。
それを強く感じました。
40代になって「もっと大きくしたい」が弱くなった
若い頃は、
「もっと大きくしたい」
という気持ちがかなり強くありました。
でも40代になって、少しずつ変わってきました。
最近は、
「もっと売上を増やしたい」
より、
「もっと自分の時間が欲しい」
と思うことが増えました。
これまでのように、
何か目標を作る。
達成する。
また次の目標を作る。
それを永遠に繰り返していくのが、本当に自分のやりたいことなのだろうか。
そんなことを考えるようになりました。
自分と向き合うと、本当に欲しかったものが見えてきた
一度、
自分は何がしたいのか。
何が嫌なのか。
どんな生活なら幸せなのか。
そういうことを考えてみました。
そこで出てきた答えは意外とシンプルでした。
もう少し責任を手放したい。
これ以上何でも背負いたくない。
毎日仕事のことだけを考える生活から少し離れたい。
もっと気楽に生きたい。
そして、
自分らしい時間の使い方をしたい。
以前なら、
「そんなのは逃げだ」
と思っていたかもしれません。
でも今はそう思いません。
完全に仕事をやめたいわけではない
ここが自分でも面白いところです。
私は仕事が嫌いになったわけではありません。
むしろ今でも仕事は好きです。
新しい事業を考えるのも好きです。
自分で何かを作るのも好きです。
人の役に立つこともしたい。
社会にも貢献したい。
だから、
完全にリタイアして何もしない生活をしたいわけではありません。
私が欲しいのは、
自分のキャパシティを超えない範囲で責任を持ちながら、楽しく働くこと
です。
毎日会社に縛られる働き方からは離れたい
会社員時代は、
時間を会社に縛られるのが嫌で独立しました。
でも会社を大きくすると、
今度は自分の会社に縛られることがあります。
毎日判断する。
問題が起きれば対応する。
売上を見る。
スタッフのことを考える。
新しい仕事を作る。
会社員時代とは違う形ですが、
仕事から離れられなくなることがあります。
せっかく自由になりたくて独立したのに、
自分で作った会社に縛られてしまう。
これでは少し違う。
そう思うようになりました。
自分がいなくても回る仕組みを作りたい
だから最近は、
会社を大きくすることより、
自分がいなくても回る仕組み
を作ることに興味があります。
少人数で運営する。
できる仕事は外注する。
作業を仕組み化する。
資産収入を作る。
そして今、特に力を入れているのが、
自分のメディアを作ること
です。
ブログやWebメディアは、一度作った記事が後から読まれることがあります。
自分がその瞬間に働いていなくても、過去に作ったものが仕事をしてくれる。
もちろん簡単ではありません。
アクセスが集まる保証もありません。
でも、
自分の時間と収入を完全に交換する仕事だけではなく、
少しずつこういう仕組みを増やしていきたいと思っています。
目標は「働かないこと」ではない
私が考える半分リタイアは、
仕事をやめることではありません。
毎日何もしない生活をすることでもありません。
働く量を自分で選べる状態
を作ることです。
今日は働きたいから働く。
今日は休みたいから休む。
今月は新しいことに挑戦する。
来月は少しゆっくりする。
そういう選択ができる状態です。
お金のために働かなければならない。
固定費を払うために働かなければならない。
人件費を作るために働かなければならない。
そこから少しずつ離れていきたいと思っています。
半分リタイアは、逃げではない
以前の私は、
働く量を減らすことをネガティブに見ていました。
仕事を減らす。
会社を大きくしない。
人を増やさない。
それは成長を諦めることのように感じていました。
でも今は違います。
20代、30代と40代では、価値観が変わります。
以前欲しかったものと、今欲しいものが違ってもいい。
会社を大きくすることより、
自分の人生を大切にしたい。
そう思うようになっただけです。
だから、
半分リタイアは仕事から逃げることではなく、次の働き方に移行すること
だと思っています。
成功の基準が「売上」から「時間」に変わった
若い頃は、
売上が大きい会社。
従業員が多い会社。
知名度がある会社。
上場している会社。
そんな会社を作れば成功だと思っていました。
今は、
少し違います。
もちろん売上も利益も必要です。
会社を続ける以上、数字は大切です。
でも最終的には、
自分がどんな毎日を送れているか
の方が大切だと思うようになりました。
自由な時間がある。
健康でいられる。
猫や鶏の世話ができる。
やりたい仕事ができる。
休みたい時に休める。
大切な人と過ごす時間がある。
そういう生活を作れたら、
それも十分成功ではないかと思います。
誰かにどう思われるかより、自分がどう生きたいか
昔の私は、
他人からどう見られるかをかなり気にしていたのだと思います。
会社を大きくしたい。
成功した社長と思われたい。
たくさん人を雇っていると言いたい。
でも今は、
誰かにどう思われるかより、自分がどう生きたいか
の方が大事です。
大きな会社を作って毎日苦しいより、
小さな会社でも、自分らしく楽しく生きられる方がいい。
売上が最大でなくてもいい。
従業員数が多くなくてもいい。
世間から見て派手な成功ではなくてもいい。
自分自身が、
「この生活でよかった」
と思えること。
40代になった今は、それが自分にとっての成功なのだと思っています。
これからも仕事は続けます。
新しいことにも挑戦すると思います。
ただ、
会社を大きくすることそのものを目的にはしない。
働く時間を自分で選べる状態を作る。
それが、私がこれから目指したい半分リタイアです。






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